小惑星探査機「はやぶさ2」に見る先端技術とマネジメント
技術士会登録グループ IT21の会9月例会に行ってきましたので,報告します。
JAXA宇宙科学研究所教授 久保田孝 氏
航行制御には,電波のドップラー効果で誤差が100km,これに画像による2枚の写真から動くものを追跡することでリュウグウを目指した。
着陸の際に使用したターゲットマーカーは,お手玉をヒントに小さい重力でもボールのように反発しないものを開発。
地球からコマンド送信して応答が返ってくるのに30分かかる。ミッションはタイムラインであらかじめ動作を教えて,安全かどうかをはやぶさ2が自律して判断する。
通信はX帯は長野県臼田のアンテナで運用。Ka帯(4倍のデータ送信可能)は海外のアンテナで運用。それでフランス,ドイツの着陸探査機を搭載したという国際協力の成果。
今後の宇宙探査は,国際協力で月着陸や火星のフォボス,ダイモスへの探査と広がる。
タッチダウンの映像など貴重なものを見せて頂き,とても有意義でした。
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